◆DHEA(デヒドロエピアンドロステロン) とは?
DHEAは、副腎によってコレステロールから作り出される最も豊富に存在する天然のステロイド系ホルモンです。血中に多く存在しますが、脳組織においては更に高いレベルで存在しています
DHEAは、「ホルモンの母」と呼ばれ、テストステロンやプロゲステロン、エストロゲンなどの性ホルモンをはじめ、50種類以上のホルモンの前駆体です。人間の場合、DHEAの生成は胎児のころから始まります。胎盤内のエストロゲン生成を助け、それを維持する働きをします。誕生とともにその生成はいったん止まりますが、6歳頃から再び生成され25〜30歳の間でピークに達し、それ以降は徐々に低下し60〜70歳ではピーク時の80〜90%まで低下します。そのことから「若さと活力」に関係するホルモンと考えられるようになりました。
がん患者やエイズ患者などの血中DHEAレベルは、健常者よりもはるかに少ないことが確認されています。世界各国で9,000 以上のDHEA に関する研究が実施され、老化に伴う様々な疾病の予防や慢性疾患に対する有効性が期待される「アンチエイジング(抗加齢) ホルモン」として注目されています。
◆DHEA の主な作用
様々な研究結果から、以下の症状に対して有効性が示唆されています。
● 統合失調症、全身性エリテマトーデス(SLE)
● 卵巣機能の低下(不妊症)
● 更年期障害
● 性機能障害の男性における勃起能力低下
● 骨粗鬆症
● 高血圧、動脈硬化、心臓病
● 免疫機能の低下
● 発がんリスク( ホルモン感受性のあるがんは除く)
● 記憶力の低下
● II 型糖尿病
● 慢性疲労症候群
● 加齢による肌老化
● ストレス
● 肥満
DHEAは、IGF-1(インスリン成長因子)を増加させコルチゾールを緩衝します。IGF-1は、ヒト成長ホルモンの代謝によって分泌される物質であり、骨成長を促進する働きや美肌作用、筋力の向上等、細胞を健康な状態に維持する抗加齢物質です。加齢に伴いDHEAとIGF-1は低下し、コルチゾールは増加しますが、血中コルチゾールのレベルが高まることで、認知能力の低下、甲状腺機能の低下、血糖バランスの乱れ、骨密度・筋組織の減少、免疫力の低下等が起こります。DHEAレベルが高まると、コルチゾールレベルをコントロールし、IGF-1の産生をサポートします。
◆DHEAレベルが減少する要因
加齢、糖分の過剰摂取、喫煙、カフェイン、アルコールの過剰摂取、必須栄養素の欠乏、間違ったダイエットによる必須脂肪酸の欠乏
*DHEA(1カプセル25mg):2100円(1か月分)
*ご注意
・妊娠中や授乳中の方、前立腺がんや乳がんなどホルモン感受性のあるがんの方、
ベンゾジアゼピンや中枢神経系作用薬、甲状腺ホルモン薬を
服用している方の摂取については、主治医の指示に従って下さい。
・お子様の手の届かないところに保管して下さい。
※California Neutrients,Incのパンフレットより引用