簡易PSG検査は、いびきや日中の眠気などがあり、睡眠時無呼吸症候群が疑われる患者さんに対して、最初に行う検査です。
携帯型の装具を就寝前に装着し(装着の仕方はクリニックで説明致します)、睡眠中の呼吸状態や心拍数、酸素飽和度などを調べます(解析には約1週間ほどかかります)。
簡易PSG検査は、ご自宅で検査できる点が最大のメリットで、普段の睡眠に近いリラックスした状態で検査ができます。
【睡眠時無呼吸症候群とは】
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に空気の通り道である上気道が何らかの原因で狭くなることによって無呼吸状態(10秒以上呼吸が止まること)と、大きないびきを繰り返す病態のことです。
睡眠中の無呼吸やいびきによって良質な睡眠が妨げられ、日中の眠気による事故などにつながりやすいことが、大きな社会問題になっています。また睡眠中に体内の酸素量が不足しがちになることで全身の様々な部位に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる合併症を引き起こしやすくなることも分かっています。